理事長・総長
学校法人順正学園 理事長・総長
加計 勇樹
学校法人順正学園は、昭和42年に創立者である加計 勉により「学生一人ひとりのもつ能力を最大限に引き出し引き伸ばし、社会に有為な人材を養成する」という建学の理念のもとに、順正短期大学並びに順正高等看護専門学院が設置されたことにその端を発します。その後、平成2年4月に高梁市との公私協力方式により、社会学部(現:社会科学部)の単科大学として吉備国際大学を開設致しました。平成25年には、兵庫県の南あわじ市に吉備国際大学南あわじ志知キャンパスを設置し、農業を主軸として地域創成に貢献できる人材を養成する農学部(前:地域創成農学部)を、平成26年には、岡山市内に吉備国際大学岡山キャンパスを設置し、日本の文化や歴史など日本を理解し、日本人としてのアイデンティティを持って世界で活躍できる人材を養成する外国語学部を開設いたしました。現在では、高梁キャンパス、南あわじ志知キャンパス、岡山キャンパスの三つのキャンパスのもとに6学部を有する総合大学として、多様化・高度化する社会ニーズに応えるべく、時代に即した高度な専門知識や技術を備えた人材の養成に努めております。
地を別にして宮崎県延岡市には、医療・福祉分野における専門的知識及び技術を有する人材を養成すべく、延岡市との公私協力方式により九州医療科学大学(前:九州保健福祉大学)を2学部6学科で平成11年4月に開設致しました。平成27年には生命医科学部を開設し、血液成分分析や微生物検査などの各種検査を行う臨床検査技師と癌診断のスペシャリストである細胞検査士の両資格を有し、地域医療への貢献はもとより高度医療の担い手として活躍できる人材を養成しております。また、令和2年4月には、高度先進医療に通じた臨床工学技士を養成する臨床工学技士コースを生命医科学部の中に設けるとともに、公認心理師、社会福祉士、言語聴覚士、認定心理士などの資格を有し、臨床心理学の知識をベースとして、教育・福祉・医療などの多様な現場で活躍できる人材を養成する臨床心理学部を開設致しました。そして開学25年を迎えた令和6年4月より大学名称を「九州医療科学大学」に変更し、スポーツ健康福祉学科に救急救命士の養成コースと通信教育部に通信と通学の併用で学ぶことができるハイブリッドコースを開設致しました。
さらに、宮崎市には、看護学科を有する九州医療科学大学専門学校(前:九州保健福祉大学総合医療専門学校)を設置しており、看護師国家試験において継続して高い合格率を達成するなど、質の高い教育プログラムを実施しております。
このように本学園は、岡山県、兵庫県、並びに宮崎県を拠点として、社会に有為な人材の養成に努めるとともに、創立当初より国際交流を教育の柱の一つに掲げて、海外の大学との教育交流協定を締結すると共に積極的に留学生を受け入れる等、国際交流にも力を注いでまいりました。現在では、世界29カ国以上の国々に94校以上の協定校を有しており、学生の皆様には、様々な国際交流プログラムや留学プログラム等、また学内での留学生との交流を通して、在学中に国際感覚を身につけ、心豊かな人間に育っていただきたいと願っております。
今後も、学校法人順正学園は建学の理念に基づき、時代の要請に応える教育研究活動に邁進して参る所存でございますので、変わらぬお力添えを切にお願い申し上げます。