臨床心理学部 出張講義一覧

臨床心理学科

番号 講義題目 講義概要 講師
B-1 赤ちゃんの不思議
~コミュニケーションの発達~
あなたは知っていますか?赤ちゃんはお腹の中にいる時からお母さんの声に耳を傾けていること、どんな外国語の音も聞き分けられる語学の天才だということ、それから・・・・・・赤ちゃんの不思議な世界を一緒にのぞいてみましょう。 臨床心理学科
教授 倉内 紀子
B-2 医療コミュニケーション入門 患者(patient)の語源を知っていますか?patience(忍耐)という言葉に由来しています。患者の苦しみの表現に耳を傾けつつ、そのそばに添い続ける姿勢が、医療専門職の原点です。患者とのコミュニケーション・スキルを磨くさまざまな技法は、あなたの日常生活にきっと役に立つでしょう。 臨床心理学科
教授 倉内 紀子
B-3 虫歯であいた穴は
どうやってなおすんだろう
虫歯になって歯医者さんで歯を削られた方も多くいることと思います。削ったあとあいた穴に何をつめているのか疑問をもったことはありませんか?つめもののことを歯科材料と呼びます。歯科材料は年々進歩しています。歯科材料の現在そして未来についてお話しします。 臨床心理学科
教授 中村 真理子
B-4 元気な口は健康の源 口から食べることは生きる力の源であり喜びです。しかし何らかの原因で口から食べることができなくなったときの健康障害やQOLの低下は,計り知れないものがあります。口腔の機能は生命維持にとって重要な働きをもっており,質の高い生活を送り,人間としての尊厳を保つうえでも大切な役割を担っています。口腔の機能を維持するにはどうしたらいいか具体的な例をあげて説明していきます。 臨床心理学科
教授 中村 真理子
B-5 「賢さ」の発達 私達は見かけにとらわれずに、物の大小を判断できるようになったのは何歳だったでしょうか。また、見えていない角度からみた立体を再現できるようになったのは何歳の時だったでしょうか。発達心理学の立場から、「賢さ」の発達の道筋を解説し、自分たちが「賢さ」の面でいかに成長してきたか、一緒に確かめます。 臨床心理学科
准教授 松山 光生
B-6 「障がい」の意味と障がい
当事者の研究について
障がい者を対象としたある調査。「もし、あなたの障害を取り除く手術があるとしたら、あなたは喜んでこれを受けますか。」という質問。過半数の障がいのある方が、「No」と回答しました。自らの経験を通して、「障がい」の意味について考えます。出版した本を中心に、障がい者当事者の立場からこれまでの取り組んできた研究や今後の研究を紹介します。 臨床心理学科
准教授 松山 光生
B-7 顔から、相手の感情をよむ 私たちが友達や家族、先生と話をするとき、自分の思っていること、感じていることなどを相手に対してことばで表現し、それを聞いた相手は、その言葉から思ったこと、感じたことなどをことばで表現します。しかし、このようなやりとりの中で表現されているのは、ことばだけではありません。 私たちは他者とのやりとりの中で身ぶり手ぶりを交えながら自分の思っていることを表現したり、自分の感じている感情を顔に表現したりもしているのです。では、私たちは相手の顔からどの程度正確に感情を“よむ”ことができるのでしょうか?そもそも顔のみから相手の感情を“よむ”ことはできるのでしょうか?これらの問いについて、最近の研究結果を基にお話したいと思います。 臨床心理学科
講師 内藤 健一
B-8 たくさんのことを覚えるにはどのような工夫が必要か? 私たちの日常生活において、何かを覚え、覚えておいて、必要なときに思い出す、記憶と呼ばれる人間の働きは非常に重要です。しかし覚え方によっては、必要なときに多くを思い出すことができないこともあります。では、どういう覚え方をすれば、たくさんのことを覚えておき、必要なときに思い出すことができるのでしょうか。この問題は古代から関心がもたれているもので、いわゆる“記憶術”と呼ばれるものと関係します。講義では私たちの記憶の仕組みについて簡単に説明した後、私たちが普段どのような覚え方をすることが多いのか、そしてそれらの覚え方は本当によい覚え方と言えるのかどうかについてお話します。 臨床心理学科
講師 内藤 健一
B-9 これ以上近づかないで!
-対人距離と
パーソナル・スペース-
私達が相手と会話をする時、自分と相手との間に近すぎず遠すぎない距離をとります。この、自分と相手との間にとられる距離を対人距離と言います。この対人距離の大きさは、自分と相手との関係によってどのように変化するのでしょうか?一方、混雑した電車やバスにおいて、私達は気まずさを感じたり不快に思ったりすることがあります。これは私達の身体の周りに、他者が入ることが許されない、目には見えない領域が存在することを表しています。この領域のことをパーソナル・スペースと言います。このパーソナル・スペースの大きさはどの方向でも同じなのでしょうか?これらの問いについて、最近の研究結果を基にお話したいと思います。 臨床心理学科
講師 内藤 健一
B-10 言語聴覚士から見た
コミュニケーション
人間にとって不可欠なコミュニケーションとは、情報を交換し、考えを伝達するプロセスであり、伝えたいという意思、内容、手段から成立しています。このコミュニケーションを支える機能や日々使用している話しことばによるコミュニケーション過程についてお話します。また、ことばやコミュニケーションの障害を支援する言語聴覚士の仕事について紹介します。 臨床心理学科
講師 戸髙 翼
B-11 しっかり守ろう!自分の耳 携帯音楽プレーヤーの普及で、いつでもどこでもお気に入りの音楽が聴けるようになりました。しかし、気をつけないと「ヘッドホン難聴」になる可能性があります。一度聴こえ難くなった耳は簡単には改善しません。自分の耳をしっかり守るための予防方法についてお話しします。 臨床心理学科
講師 戸髙 翼
番号 講義題目 講義概要 講師
B-12 “公認心理師って何?”  2015(平成27)年に公認心理師法が成立し、国家資格の「公認心理師」が誕生しました。教育、福祉、医療、犯罪・司法、産業などの広い分野での活躍が期待されています。これまでカウンセラーの資格と言えば「臨床心理士」でしたが、何が違うのでしょうか? 新しい国家資格「公認心理師」について紹介します。 臨床心理学科
准教授 田中 陽子
B-13 生活に役立つ心理学の知識 最近、心に問題を抱える人が増え、心の専門家が会社や学校、施設など機関に配置され、多くの人がカウンセリングや相談を受けられるようになりました。しかし、私たちは自分の心について理解し、心の問題に陥らないように日頃から気をつけておく必要があると思います。本講義では日常生活で使える心理学の知識を紹介し、みなさんに自分の心の理解を深めてもらいたいと考えます。 臨床心理学科
教授 前田 直樹
B-14 高校生から始める
キャリアデザイン
キャリアデザインって耳にしたことありますか?キャリアデザインとは、自分の人生を自分らしく幸せに生きるための人生設計図を自分で描くことです。どうしたらうまく描けるのでしょう?描くためには高校生の時に何を準備したらいいのでしょう? そんな疑問の答えになるお話をします。 臨床心理学科
教授 横山 裕
B-15 <こころ>を支えるパートナー
「ソーシャル・サポート」と
「アニマル・セラピー」   
日々の生活で感じるストレス。この対処には、対人関係から得られる「ソーシャル・サポート」が有効だと言われています。また、最近では、いわゆる「アニマル・セラピー」のような、動物からもたらされる「心のケア」にも注目が集まっています。本講義では、<こころ>を支えるパートナーとの関わり方について、「ソーシャル・サポート」と「アニマル・セラピー」の2つの話題を紹介します。 臨床心理学科
准教授 加藤 謙介